諸行無常の響きあり

日々の出来事を思いつくままに綴ります

6月最後の週末

アラサーの頃、ソロツーリングに行った

その年の夏に北海道一周ソロツーをする為に

バイクの慣らしがてら紀伊半島を縦断した。

梅雨入りの声は聴いていたが晴れた土曜の午後、

仕事を半ドンであがり、徒歩3分のワンルームを出た。

 

片岡義男の小説のイメージが色濃く残っていた頃で、

放浪するような乗りでソロツーリングを楽しんだ。

奈良県に入って山中の国道を快走して南へ。

信号のない道を右へ左へと体重移動していると、

脳内麻薬エンドルフィンが作用するのか、

多幸感が湧いてきて休憩なしに太平洋まで出た。

 

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夕方に紀伊勝浦の町に到着した。

小さなJRの駅前に小さなアーケードの商店街があり、

1泊素泊まり3,000円の宿をとった。クーラーはコイン式だった。

商店街でめはり寿司とビールを買ってついでに漁港をウロウロ。

蒸し暑い空気が漂って潮の香りが濃かった。

 

翌朝は早くに宿を出て国道42号線で西回りに北上した。

梅雨の最中だが、ピーカンで日差しは夏そのもの。

途中、白浜町白良浜に寄ってみたが、

気の早い海水浴客で結構にぎわっていた。

 

もう一つ、和歌山市に入るまでに岬に立ち寄ったが、

特に見るべきものもなく記憶は定かではない。

府県境を越えて国道170号線に入れば、

ハレは終わり、日常生活の現実世界に戻った。

 

ほんの一瞬だけ夏を先取りした週末であった。