諸行無常の響きあり

日々の出来事を思いつくままに綴ります

雨の槍沢~2009年夏

雨の話題ついでにもう一つは槍沢にて

息子が小学生の時に槍ヶ岳に連れて行った。

8月の上旬で予報は雨ではなかったのだが、

初日のババ平テン場に着いた頃からポツリポツリと。

夜半から大粒の雨になり朝もしっかりとした雨。

テントをズブ濡れのまま折りたたんで撤収し、

次の野営場所の殺生or槍の肩を目指して歩き始めた。

 

歩き始めからカッパにザックカバーの対雨フル装備。

デジカメ1眼レフが防水仕様ではなく、雨で沈黙した。

(後日7~8マソの修理代が掛かる事になる)

 

大曲を通過しても雨脚は衰えず、却って強くなる。

濡れたテントを乾かすことが出来なければ野営は無理。

 

息子の防水コンデジにて

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坊主岩屋下のヒュッテ大槍への分岐で plan B への変更を決断した。

初めての山小屋泊、ヒュッテ大槍へ行こうと。

昼過ぎぐらいにはヒュッテに到着し、素泊まりで1泊お世話になることになった。

乾燥室でカッパや靴、靴下などを乾かし、土間でコンロを使い食事をする。

布団は2人で一つだったが、それでも雨の心配をせずに眠れるのは有難い。

 

その日の夕方には一旦雨は止み、虹が出て槍ヶ岳が見えた。

 

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翌朝は雨は止んでいたが霧が出ており、ヒュッテから槍ヶ岳が見えない。

ザックを小屋にデポして、サブザックで東鎌尾根伝いに槍の肩小屋へ。

霧が思いの外深く、高度感がないので気楽に歩くことが出来た。

 

槍の肩小屋(槍ヶ岳山荘)からも槍が見えない。

それでもここまで来たからには槍の穂先に登らなければ。

崖や岩場が得意な息子を先行させて穂先へ。

 

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穂先では一瞬霧が晴れて肩の小屋や周囲の山々が見えたが、

すぐにまたホワイトアウトした。肩の小屋まで下りた時に槍が見えてきた。

山の天気は変わりやすい。雨や雷でなくてよかった。

後にも先にも槍の穂先はこの時だけである。

翌年以降は涸沢テン場にベースキャンプを設営して北穂や奥穂に向かうことになる。

 

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ヒュッテ大槍への復路で槍沢の霧が晴れて展望が現れた。

結構な高度感だったんだなあと。

サブザックだけの身軽な東鎌尾根歩きは極楽ルートだった。

 

この後ヒュッテで昼食を摂り、上高地BTまで一気に下山した。

 

槍見河原からの槍

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plan B や plan C も大事だけれど、予備日の設定が必要なことを

痛感させられた初めての槍ヶ岳 雨の親子山行であった。