諸行無常の響きあり

日々の出来事を思いつくままに綴ります

記事:日本のスポーツカー

自動車雑誌C&D誌の最新号を読んでいると

『日本のスポーツカー』という特集記事が組まれていた。

クルマに乗り始めたころは、自動車専門家はこう言っていた。

「日本にはスポーツカーはない。スポーティーカーならある」と。

最近は日本にもスポーツカーを名乗ることが出来るクルマがあるのだなぁ。

 

スバルの水平対向エンジンやホンダのホットハッチモデルなど、

何とか手が届くクルマから、1,000万円台超えのモデルまで載っている。

 

ホンダは昨年発売された2台目NSX。ハイブリッドミッドシップ

価格は2,000万台である。他のホンダ車とは全く見た目が違う。

 

日産はR32から続くハイテクGT-Rを綿々と生産し続けている。

 

トヨタ(レクサス)はLC500hとLC500を今年ワールドプレミア。

1,000万円台、NSXの半額で購入出来る2ドアクーペである。

 

この3台が比較対象として目についたので考えてみたら・・・

ブランド力と伝統を熟成し続けているのは日産であるなぁと思う。

スポーツカー冬の時代と言われながらも、GT-RとZの火は消さず。

手が届きそうなZと孤高の存在GT-R。立ち位置はぶれない。

 

有名人気ロック歌手の大御所をCMに使っているが、

かの大御所もぶれていない。

 

会社の体質(ソフト)はいずれの社も問題がないわけではないが、

モノづくりの姿勢は素晴らしいと思う。

 

その点、ホンダは極めてトヨタ寄りで、売れ行き第一主義である。

人気のあるホンダライフのブランドを廃止したり、

NSXも20年ほど途切れていたブランドを復活させたり。

 

トヨタ(レクサス)のLCは名車ソアラの流れを汲むものなのか?

2ドアスペシャリティークーペ≠スポーツカーだから別??

 

売れなくなるとモデル打ち切り、とすることで、

クラウンなどの一部にしかコアなファンがつかない。(つけない)

若者から年配まで乗れるソアラは、レクサスで廃れさせるのではなく

トヨタで維持すべきブランドだったのでは?

 

LCをスポーツカーとして位置付けるならスープラの流れか?

と思えばスープラBMWのZ4と兄弟車のようで別物だし・・・

 

流れが読めない=伝統が感じられない、とはならないか?

 

『コンセプトカーをそのまま市販車として販売するインパクト』

と称賛されていたが、1,300万円台で手を出しやすい価格設定な反面、

NSXGT-Rほどに存在感が強くない感じがするのである。

 

FMCして初代ほどインパクトが無くなり売れ行きが落ちると、

すぐにモデル廃止して、次は『ソアラの血統』などと銘打って

似たようなコンセプトのクルマを世に出しそう。

なんか節操の無さがにじみ出てくるのだ。

 

その車に対する愛着やこだわりを理解しようとはしない。

『新しい型が旧型より良いに決まっている』という価値観の押し付け。

だから売り上げ至上主義なのである。

 

このソフト面の瑕疵は、資本主義経済である限りどこの会社にもある。

しかし、伝統やブランドとして評価が低い原因は

こういうところにあるのではなかろうか、と思う今日この頃。